社長ブログ
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コルクの紫外線(UV)試験
紫外線でコルクが焼けて白くなる話を良く聞きます。
どの程度焼けるか実際に試験をしました。(下の写真が試験をするきっかけになりました)
写真: 車内のダッシュボードトレーの上敷きに使用していたパワフルコルクBC小粒1mmです。
車内で約4ヶ月ぐらいの変化です。左側部分は車内で日光が当たる部分。右側部は裏面です。
南側屋外でガラス面の内側に検体のコルクを貼り、1ヶ月間で太陽光(紫外線)でどう変化するかを試験しました。
写真: 6/28日 紫外線試験の開始日の様子です。
コルクはコルク樫の木の皮が原料なので、木材表面が紫外線で退色する性質を持ちます。
写真: 7/31 紫外線試験の終了日の様子です。
全体的にコルクの色合いが白くなっています。 写真で色の濃い物は雨が入り込んで検体として使えなくなった物です。
写真: 普通コルク(大粒)の1ヶ月間の紫外線試験の結果です。
左側は冷暗保管のコルク検体。右側は屋外で1ヶ月間太陽で日焼け試験した物です。
写真: パワフルコルク(小粒)の1ヶ月間の紫外線試験の結果です。
左側は冷暗保管のコルク検体。 右側は屋外で1ヶ月間太陽で日焼け試験した物です。
屋外と室内の紫外線量が約1000倍違うので、予想はしていましたがこれだけ顕著にでると驚いています。
通常、紫外線による色あせは、連続的に見ているので色の変化にはあまり気にならないですが、窓越しのコルクボードの掲示物を剥がすと色あせの後が残るのと同じです。
質の悪いコルクの場合紫外線接着剤が劣化し、コルク粒がボロボロはがれやすくなります。
コルクの表層部が紫外線で退色した物で、表面をサンドペーパーで削ると元の色がでます。
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